
今更グラフィックデザイナーになるのはやめたほうがいいの?



Webの時代に印刷物の仕事なんて仕事なんて個人で取れるのかな…



やっぱりインハウスデザイナー以外はブラックなのかな
コロナ禍でインハウスデザイナーからフリーランスデザイナーとして独立した私も、同じように思っていました。
以前勤めていた会社から仕事をもらえるわけでもなく、コネも全く持ってない。
いろんなサイトを見ると「前の職場からお仕事をもらってる」なんて人も結構いるのに…
一家の大黒柱の私。誰も頼る人はいない…
とにかく不安でいっぱいで、退職直前は毎日お腹を下していました。
結論、大丈夫でした。
なぜなら、デザイナーの案件獲得の入り口は『デザインができること』。
グラフィックデザイナーがやめとけと言われる理由とともに、なぜグラフィックデザイナーでも独立が可能なのかもしっかりとお伝えしていきますね。
グラフィックデザイナーに不安を持っている方、これからグラフィックデザイナーを目指す方にぜひ読んでいただきたい記事になっています。



この記事を執筆したサイトの管理者、菜の花です。
デザイナー歴は20年以上、複業歴6年。
私の簡単な経歴は以下です。
・広告代理店でデザイナー4年
・インハウスデザイナー16年
・フリーランスを経て会社設立
コネなしでフリーランスになった40代2児のシングルマザー。
そんな私でも、フリーランスエージェントや法人営業を駆使して仕事を獲得し続けています。
グラフィックデザイナーがやめとけと言われる理由


やめとけと言われる理由は、特に広告代理店や制作会社で働くグラフィックデザイナーのことに多く当てはまることです。グラフィデザイナーといっても働き方はさまざまです。
- 制作会社や印刷会社で働くグラフィックデザイナー
- 一つの企業の中でその企業の専属として働くインハウスデザイナー
- フリーランスとしてどこにも属さず個人で働くデザイナー
『やめとけ』と言われることが多いのは、とりわけ広告代理店や制作会社で働くグラフィックデザイナーなのです。
【理由①】残業が多く、労働時間も長い
言わずと知れた制作会社や広告代理店のブラックさ。業界の人ではなくてもなんとなく想像つくかも知れませんね。まるで昭和の体育会系の会社のような体質が、いまだに残っている会社が多い業界です。
それは、ある意味仕方のないことといえば仕方のないこと。制作会社ならではの理由が存在します。
絶対的なスケジュール進行が求められる
業務量が原因ということもありますが、スケジュールに縛られているという点が大きく影響します。



制作スケジュールは、たとえクライアントが原因でスケジュール通りに進まなかったとしても、スケジュールを変えることはできません
そのため、絶対的なスケジュールに沿って進行する必要があります。何かトラブルがあっても、期日に間に合わせるためにはグラフィックデザイナーが無理してがんばるしかないのです。
とは言え、最近はネットプリントも一般化して、印刷が手軽に単納期でできるようになったので、以前ほどシビアではないこともあります。
残業してこそグラフィックデザイナー



いまだに、『残業してこそグラフィックデザイナー!』『残業している人ががんばっている人』という雰囲気が漂ってる話も聞くよ



そういう雰囲気を出されちゃうと『定時で帰れるスキル』があるのに帰りにくい雰囲気が出てしまうよね
昔ながらの広告代理店気質のグラフィックデザイナーが、過去の働き方を今も良しとしている風潮の会社もまだまだあります。そしてこんな時代に、泊まり込みで仕事をする人もいます。
昼間はのんびり、夜になるとがんばりだす…なんて人も結構います。昔ながらに『残業してこそがんばっている人』的な人がいるのもこの業界の特徴かもしれません。
すでにスキルもあって、効率よくスピード感を持って仕事ができる人は、
- フリーランスになる
- インハウスデザイナーとして転職する
上記を選んだ方が、収入も自分の時間も充実させられるかもしれません。
【理由②】給料が低い



どんなに残業しても業務量と給料は比例しません
広告代理店や制作会社にも2種類あると感じています。
1つ目は、製作費はそこそこ高い広告代理店や制作会社。
2つ目は、価格競争にのまれてしまっている広告代理店や制作会社。給料は安いし、仕事量は多い。
しかも、低価格の製作費に群がる人は、お客様としてもタチが悪い…(←言いたくないけど、コレ、ほんと!転職などで会社選びする際は気をつけて!!)
また、広告代理店や制作会社は低価格で案件を請け負うクラウドソーシングやフリーランスの増加によって、クライアント獲得にも苦しめられています。
とはいえ、人手不足になっても社員を補充せずに、社内でさばき切れない仕事はクラウドソーシングを使っている広告代理店もあります。つまり、広告代理店や制作会社の経営者としてはクラウドソーシングには依頼したくないから、限界まで社員を使い倒すということにも繋がります。
【理由③】デザインの相性が上司やディレクターと合わないと精神的に辛い
人間的にも性格の相性があるのに加え、デザイン面でもやはり相性はあります。
上司やディレクターと相性が合わなければ、クライアントからのOKどころか、社内のOKさえももらえず、修正や作り直しが増えます。デザインには明確な正解がない分、合わないと本当に辛いです。



デザインの相性という、デザイナーならではの部分で上司とうまくいかないことがあるのもデザイナーの辛いところ…
【理由④】修正が多い、やり直しが続く…結果、センスがないと凹む(泣)
クライアントにもこだわりがあるので、仕方のない場合もありますが、謎な部分にこだわるクライアントもいます。ユーザー目線でもよくないなと思う希望を出してくるクライアントもいます。
修正ややり直しが続く原因として、
- クライアントのこだわりが強すぎて修正がひたすら続く
- いろんなパターンが欲しいと言われて仕事が倍増
- クライアントの中でイメージがないとゴールが見えない
- クライアントが大手だとチェック機関や関わる人が多く、意見が収集つかず二転三転する
こういうことが続くと、作業的にも大変なのは当然なのですが、精神的な部分でも『センスがないのかな…』と思ってしまいますよね。



修正が多く終わりが見えなかったり、やり直しが続いたりすると、精神的に凹むだけではなく、他の仕事に影響が出たりも…
【理由⑤】常にスケジュールに追われるプレッシャー
制作案件は複数案件が同時に動いているため、
- マルチタスクで仕事をこなす能力
- タスク管理能力
なども必要です。



日々、あらゆる案件の初校や修正、入稿などが動いていることで、常にスケジュールに追われプレッシャーがかかります
そのため、自分の休みたい日に休みも取りにくくもなります。同時進行している複数案件をうまくこなしつつ、自分の休みを確保するためにも、タスク管理能力を養う必要があります。
【理由⑥】最終データのミスは許されない
万が一、ミスがあった場合、WEBなら非表示にする、完成後に修正することができます。しかし、印刷物になるとそれができません。



なぜなら、印刷物を配布してしまえばそれを回収することは極めて難しいからです
さらに、印刷にもお金がかかっていて、再印刷する場合、さらにお金がかかります。
ちょっと話はそれますが、以前、書籍を購入した時のお話です。
書籍の内容は良いのですが、誤字脱字が複数あり、WEBサイトの口コミ欄には、『誤字脱字が多い』『いいかげんだ』などのマイナスコメントが目立ちました。
今後、書籍自体は増刷をする時に誤字脱字を修正すればいいのですが、ネットのクチコミでこの本についた悪いコメントはもう消すことはできません。
【理由⑦】スキルや知識、技術を習得するのに時間がかかる
グラフィックデザイナーになるには幅広い勉強が必要です。
- Illustrator
- Photoshop
- レイアウトや色彩
- フォントの使い方 など
とは言え、それを勉強してからグラフィックデザイナーの仕事を見つけるだけが、グラフィックデザイナーになる方法ではありません。
というのも、未経験OKの会社にさえ入ってしまえば、何も持たなくても、会社が教えてくれます。
私も「グラフィックデザイナーってなに?チラシって何で作るの?」というレベルで広告代理店に中途入社。
その後、インハウスデザイナーを経てフリーランスとしてグラフィックデザイナーになりました。そして私も何人もの未経験の新卒をグラフィックデザイナーに育ててきました。



『実務に役立つこと』と『お勉強で学ぶこと』とは全く違います
【理由⑧】紙媒体は減り仕事がなくなる?
印刷物が減っているのも事実。「印刷物がなくなる」なんて何年も前から言われています。
JAGAT(公益社団法人日本印刷技術協会)
ご覧の通り印刷物は縮小意向の傾向ですが、私はWebデザインの仕事が欲しくて営業したのに、『折込広告を至急お願いしたい!』と言われたり、Webデザイン案件で繋がったクライアントから定期的にグラフィックデザインの仕事がきたり、紙媒体の仕事がメインとなっています。
いろんな広告代理店やクライアントと接して感じるのは、印刷物が減ったとともに印刷物に対応できるデザイナーが減っているような印象です。



印刷物は新聞をとる人が減ったことで折込チラシの需要は減りました。ですが、折込チラシに代わり、自宅のポストに投函されるポスティングチラシが増加しました。
その時代背景にあった手段に代わっていくので、広告代理店もポスティング会社と提携したり、ポスティング会社がグラフィックデザイナーを抱えたりするなど、グラフィックデザイナーにもいろんな選択肢が増えているのも事実です!
『デザイナー=クリエイティブ』思考の人はやめとけ!


「絵を描くのが好きだからグラフィックデザイナーになろう!」とか、「グラフィックデザイナーって超クリエイティブだよね」いう人は、実務を始めたら思っていたのと違う…となりがちなので気をつけましょう。
実際にそんな人を何人も見てきました。そういった人たちの印象としては、『グラフィックデザイナー』に強い憧れを持っていた人や『デザイナー=クリエイティブ』という価値観が強い人。
以前「Illustrator使えます!絵を描くのが大好き!だからチラシもできます!」といって入社した方がいました。あまりにチラシを作るにも時間がかかり、お門違いなものが上がってきたので話を聞いてみました。
すると「Illustratorで絵を描くのは得意だし、チラシなんて簡単にできると思っていたけど、全然わからない」と仕事中に泣き出しました。



絵を描くのとは全く違うスキルや技術が必要なのです
デザインはビジネスです。『デザイン=クリエイティブ』という人は、グラフィックデザイナーはやめておいた方がいいかもしれませんね。
失敗を避ける方法は『働く環境を選ぶ』こと!


【働き方①】インハウスデザイナーとして働く
インハウスデザイナーとは、制作会社やデザイン事務所ではなく、企業内で社内のデザインを担当するデザイナーです。働き方は、企業の会社員です。
グラフィックデザイナー特有のブラックなところが削ぎ落とされます。ただし、グラフィックデザイナーだからこその切っても切り離せない大変な部分もあります。
私は、ホワイト企業で14年ほどインハウスデザイナーをやった後に、フリーランスとして独立しています。インハウスデザイナーは、媒体に囚われず幅広いデザイン案件を受け持つことができます。
働き方を見直すことで残業や労働時間の正常化が見込める


インハウスデザイナーはその企業で働く人たちと基本同じような働き方になります。なので、広告代理店などで働くグラフィックデザイナーのような残業は基本的にはありません。



インハウスデザイナーとして働くことで、勤める企業の他の社員と同じような労働時間のスタイルになるでしょう
残業がそもそも多い会社なら、残業が多くなることも予想されます。
ですが、一般企業は『ノー残業デー』が取り入れられていたり、『残業する人は仕事ができない人』と考える風潮がある会社も多くあります。
そのため、慢性的な残業や長時間労働に苦しめられることは少ないと感じます。
私はインハウスデザイナーを14年ほどやっていましたが、基本的には定時で帰り、産休・育休・時短勤務もきちんと取得していました。私用で仕事を休むときは、社内のデザインなのでスケジュール調整がしやすく、非常に働きやすかったです。
収入アップの可能性も!



グラフィックデザイナーの年収にあわせるというより、その企業の賃金テーブルに合わせた給料となるでしょう
ご参考までに、私がインハウスデザイナーとして働いた会社では、40歳で年収は550万円以上でした。
厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、グラフィックデザイナーの平均年収は約480.6万円だそうです。それを考えると、女性でありながら役職にもつくことができ、給料もよく、残業もなく、良い環境に恵まれていたのだと思います。
常にスケジュールに追われるプレッシャーから逃れられる
ほとんどが社内のことなので、広告代理店のように常に追われているプレッシャーは少なくなることが多いです。
ただ、社内だけでは終わらない案件。例えば、外部からの依頼の協賛広告だったり、雑誌の広告だったりは締め切りがありますが、期間に余裕があることがほとんどです。



締め切りに追われるということは広告代理店や制作会社に比べて格段に少なくなります
エンドレスの修正、デザインセンスないかも…と凹む日々からの卒業
勤めた企業によるとは思いますが、センスがないと凹むまで追い込まれる場面は、広告代理店や制作会社ほどないはずです。
この場合は、プロのデザイナーほどのクオリティは求められていません。ここぞというときの販促物は、デザインのプロ、広告代理店や制作会社を使うこともあります。
企業のインハウスデザイナーは、自社ブランドに合わせたものを作ります。つまり、デザインセンス以上に、自社ブランドを熟知し、それをきちんと伝えることが大切な仕事となります
グラフィックデザインのスキルや知識、技術はそこそこでOK…!
グラフィックデザインのスキルや知識、技術を習得するのに時間がかかると言われますが、インハウスデザイナーは、プロのようなスキルやハイセンスなデザインは求められないことが多いです。



インハウスデザイナーに必要なのは自社ブランドへの知識や理解!
紙媒体は減り続け仕事がなくなるなんて心配は無用
インハウスデザイナーには、紙媒体が減ろうがなんだろうが関係ありません。企業というのは必ずマーケティングが必要になります。
インハウスデザイナーは紙媒体だけを仕事にしているのではなく、社内のデザインの仕事全般です。
- Web制作
- ノベルティ
- ロゴマニュアル
- その他デザインに関わる業務
さらには社内の事務的な業務もする場合もありますし、仕事は多岐にわたります。
【働き方②】フリーランスデザイナーとして働く


残業も長時間労働もフリーランスなら自分次第で改善できる!
フリーランスデザイナーは自分で裁量を決めているので、自分で自分を追い込まなければOKですね。
やればやった分だけ稼げるフリーランス!ですが、体調が悪くて仕事を休んでもお給料が出る会社員とは違い、フリーランスは働かなかったら収入は止まります。ですので、稼げるからといって無理をしすぎず、健康管理をしながら進めていくスキルが大切です。
低賃金からの脱却…!フリーランスなら頑張った分だけ稼げる
私はフリーランス1年目から年収1000万円以上でした。相当ブラックに仕事をしていましたが、自分で納得してブラックで仕事をしていました。
でも、ある時、『体を壊したら収入が止まる!』という危機感を持ちました。フリーランス3年目からは、適度な睡眠をとり、『案件の種類を選ぶ』ことで自分の時間の確保と効率良い稼ぎ方にシフトしました。
自分が納得した報酬の仕事をしていくフリーランス。低賃金から脱却できるかどうかは自分次第!
修正回数などもしっかりルール化してスムーズに!
会社員デザイナーのように間に営業を通すわけではなく、クライアントと自分が直接やりとりするため、関係性もできています。
修正に対して、修正回数や修正費用をいただくなど、ルールをもうけて進めるのも一つの手段です。ルールがあることでクライアントも効率よく進めてくれます。



追加修正費は自分の納得する費用を設定すれば、納得して修正対応していけますよね!
スケジュールや仕事の進め方が合わない仕事は断れる
納期が短い、自分の手が回らないなどの状況であれば、その分、制作費を上げるなど、双方が納得のいく方法で話を持っていけばいいですよね。



無理な依頼は受けなければOK!決めるのは自分です
相性が合わないクライアントとは仕事をしない!
デザインの相性がクライアントと合わない場合は、二度目の依頼はこないと思います。ですので、問題はないでしょう。
以下の記事で『掛け持ち可能なデザイナー案件』が多めのエージェントもご紹介しています。


今の仕事をやめてまでは…と思っている人は副業から始めてみるのもいいでしょう。私も正社員時代は副業しつつ、フリーになったら案件を掛け持ちしながら複数のエージェント案件をこなしていました。
【体験談】グラフィックデザイナーをやめなくて大丈夫!


ここからは2024年の現在進行形のリアルなお話し。
『ずっとグラフィックデザイナーでいつづけよう!』ということではありません。スキルは常に磨き続けなくてはいけません。それは、会社員であろうと、フリーランスであろうと同様です。
グラフィックデザイナーでありつつ、WebやSNSクリエイティブなども深めていくことで仕事の幅がぐん!と広がります。
私のメインはグラフィックデザインですが、Webデザインもできます。両方できる私からみると、専門性という部分ではWebデザインより印刷物や紙媒体のデザインの方が、専門知識もスピードもスキルも必要です。
専門知識が必要なグラフィックデザインは大きな強み
グラフィックデザイナーは少しの勉強でWebデザインもできるようになります。
でも、Webデザイナーが紙媒体をスムーズにこなすのは難しいのです。Webデザイナーはスクール出身の人が多く、そういった人たちがWebに合わせて紙媒体も依頼されて困っている人も見かけます。
『スキルなしからあなたも○ヶ月でWebデザイナー!』なんて広告がたくさん出ていますね。Webデザインは短期間で学べて身に付くため挑戦しやすいジャンルなのです。
グラフィックデザインのスキルがある人なら、1ヶ月あればLPデザインはできるようになります。むしろ、やったことがなくてもできちゃいます。
グラフィックデザインができるからなんでもできるという『自信』と『ハッタリ』を持ち合わせた上で、あなたの強みが完成します!
Webの時代にグラフィックデザインでも稼げる
結論、グラフィックデザインが私の収入の7〜8割です。私は今、独立して3年。「紙媒体やロゴなどのグラフィックデザインの仕事はもうない…」なんて思わないでください。
最近はWebデザインの案件獲得のための営業をしても、紙媒体がくることもよくあります。営業先は意識していないのですが、気づけばtoBのみ。つまり、お取引先は企業などの法人です。
Xなどでは、バナーやWebデザイン案件を募集しているのをよく見かけますよね。それを見ると『やっぱりWebデザインの方が案件も豊富だし仕事あるじゃん!』と思うことがありませんか?
でも、ちょっと待ってください!報酬金額を見るとなんとも低価格で受けている人が多くいます。
生活できますか…?私は2児のシングルマザーなので、時間を浪費するだけの低価格の案件は受けません。
反対にグラフィックデザインはSNSではほぼ募集を見かけることはありません。一見仕事がないように見えますよね。でも違うのです。
グラフィックデザイン案件がないのではなく、必要としているのが個人ではなく法人なので、スキルのあるグラフィックデザイナーと法人企業の間で『案件の受注が成立』しているのです。
Webデザインとグラフィックデザインの二刀流が最強
Webデザイナーとして営業しても「今すぐお願いしたい案件が折込広告なんです…!」などよくある話です。
つまり、「紙媒体のスキルがある人を探している企業が多い」もしくは、「Webデザインは社内やクラウドソーシングなどでどうにかなる」ということです。
紙媒体の仕事は納期が明確なので緊急性が高く『今すぐ案件』であることがよくあります。
また、最初はWeb案件をWebデザイナーとして受けたのに、いつの間にか毎月発注がくるのはDMやチラシのデザインになっていたとかも当たり前のようにあります。



紙媒体とWebの二刀流が最強です!
今、グラフィックデザインをやっていて、『紙からWebにシフトしなきゃ』と悩んでいる人は、グラフィックデザイナーというスキルを強みにWebも並行して学びながら案件を取っていくのがおすすめ!
デザイナーの案件獲得条件は『デザインができること』!
全てのジャンルのデザインが完璧にできなくても、Webでもグラフィックでも何か専門分野を持っていれば仕事が取りやすくなります。
以下の記事で、私も実践してきた『グラフィックデザイナーが併せ持っていたら強みになるスキル』をご紹介しています。気になる方はぜひ読んでみてくださいね!


未経験でもグラフィックデザイナーに挑戦する方法


これからグラフィックデザインを学びたい人、未経験でグラフィックデザイナーを目指す人は、『未経験OKの正社員』の制作会社や印刷会社に入って実務を積むのが一番です。いきなり独立やフリーランスでやるのは危険です。
欲を言えば、デザイン制作から印刷物納品までやっている制作会社などで『実際の現場で印刷工程まで把握する』のがおすすめです!
とはいえ、すぐに会社に入るなんてことはなかなか難しいかもしれません。その場合は、先にWebデザインのスキルをつけてしまうのも一つの手段です。
Webデザインの仕事をしつつ、グラフィックデザインの仕事に備えておく、もしくはWebデザインと並行してグラフィックデザインの案件が発生することはよくあるので、そこで実績を積むのが良いでしょう。
Webデザインはスキルを短期間で習得しやすいデザインスキル。上手にスキルの掛け合わせをしていきましょう。グラフィックデザインは現場でしか学べないことが山ほどあります。会社に入った暁にはどんどん知識をつけていきましょう。



初心者が目指す一番いいルートは、『未経験OKの正社員に潜り込む!』この一択です
未経験デザイナーにおすすめの転職サイト | Anycrew転職
初心者ならいろんな会社で働いて、その会社ごとのやり方なども勉強するのが近道。つまり、正社員でもダブルワークや副業OKなら、よりスピーディーに現場のスキルを身につけていけます。
- 副業・ダブルワークで働きたい!
- リモート・在宅ワークで働きたい
- フレックスなど時間や場所にとらわれない働き方がしたい!
こんなわがままな求人を豊富に取り揃えているのが『Anycrew転職』。
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