フリーランスエージェントに登録したは良いものの、なかなかデザイナー案件が見つからない
リモート希望だけど、デザイナー案件ってフルリモートが少ない気がする…
デザイナー案件は取り扱いが少ないため、複数のエージェントに登録しておくことが重要!
とはいえ、手当たり次第にエージェントに登録すれば案件が見つかるわけではありません。
なぜなら、エージェントによって案件やジャンルの得意分野が違うから!
例えば、下記のようにエージェントごとに特徴があります。
- プログラミング・デザインなど『どんな職種が多いか?』
- フルタイム・副業など『どんな働き方に強いのか?』 など
これからフリーランスエージェントで案件を探そうとしているデザイナーの方のために、この記事を書きました。
複数のエージェントを登録したほうがベターです。その際に、下記のポイントを押さえて探すと効率的に見つけられます。
エージェントの特徴を知った上で、自分に合ったエージェントを見極めて登録するのがおすすめです!
手当たり次第に登録すると、不要な案件紹介のメールや、エージェントからの現状確認の電話などが増えてストレスになります(体験談)
私は週5日の仕事をしながら、フルリモート・フルフレックスの月50〜70時間程度のフリーランスエージェントの案件に参画していました。
長所・短所はさまざまですが、以下のエージェントは、それぞれに特徴があるので、最初に登録することをおすすめします。私が現在進行形でお世話になっているエージェントもあります!
フリーランスデザイナーの私が、実際に使用したエージェントや、案件を紹介いただいてやりとりしたエージェントを含めて本音でお伝えしていきます!
ぜひ最後までお読みください。
デザイナーにおすすめのフリーランスエージェント
エージェント | 稼働形態の特徴 | 案件数 |
レバテックフリーランス
| ・週3~週5のフル稼働 ・単価相場が高め ・直請け案件多め | 50,000件以上 |
ITプロパートナーズ
| ・週2〜 ・約6割が週3〜4日案件 ・約7割がリモート案件 | 5,000件以上 |
クラウドテック
| ・副業案件が豊富 ・97%がリモート | 17,000件以上 |
Anycrew
| リモートOK、週1日〜など副業案件が多数 | 調査中 |
midworks
| ・給与保障制度があり正社員並みの保障と福利厚生 ・非公開案件が全体案件数の80% | 10,000件以上 |
その時の状況によって、希望する案件の強みを持っているエージェントに声をかけるのが最短の成約ルート!
レバテックフリーランス | 業界最大級のフリーランスエージェント
引用:レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは業界最大級のフリーランスエージェント。取扱ジャンル、案件数の豊富さ、そして知名度からも安心できるというのが選ばれる理由でもあります。
さらにエンド直請けが多いことから、低マージンで高単価案件が揃っています。
会員登録後に入れるレバテックプラットフォームでは、5000社以上からのフリーランス案件を可視化した案件分析ダッシュボードが見れます。 案件数の推移や倍率など、毎日更新される最新データを職種・スキルごとに深堀りして確認できます。
気になるものがあればどんどんエントリーしたり、エージェントのコーディネーターに案件を紹介してもらいながら相談してみるのもあり!
利用の手順は簡単!登録は無料なので、まずは登録して実際に案件をチェックしてみるのがオススメ!
\ 60秒で簡単無料登録! /
ITプロパートナーズ | 週2・3日の案件数はエージェントの中でも随一!
引用:ITプロパートナーズ
- 週2から働ける
- 約6割が週3〜4日の案件
- 約7割の案件がリモート案件
- 約9割がエンド直で、高単価だから少ない日数でも稼ぎやすい!
- WEBエンジニア、デザイナー、ディレクター、マーケッターなどWeb系にも強い
ITプロパートナーズは週2・3日の案件数はフリーランスエージェントの中でも随一!
専属の担当のサポートがきめ細やかで高評価のフリーランスエージェント。
約9割が仲介会社を挟まないエンド直。高単価な案件が多く、年収アップが狙える案件も!
Webエンジニア、デザイナー、ディレクター、マーケッターなど、Web系に強く幅広い!
約9割がエンド直案件、約6割が週3〜4日の案件、約7割がリモート案件。
働き方の自由度が高まります!!
\ 週2からの案件紹介なら! /
クラウドテック | 副業など掛け持ちしたい方に!リモート率90%以上!
引用:クラウドテック
クラウドテックはリモートワークの案件数が豊富なフリーランスエージェント。
週3~4日勤務の案件もあり、複数の案件を掛け持ちしたいフリーランスに向いています。
継続率はなんと90%!この数字からも、働きやすさや自由度が伺えます。
案件提案や勤怠管理などはすべてオンラインで完結できるため、地方に住んでいる方も利用しやすいフリーランスエージェント。
ケガや病気で、収入が途絶えてしまうリスクのサポートもあるので安心。 病気やケガ(精神疾患を含む)で業務に従事できない状態が90日を超えて継続した場合、 最長10年間、毎月5万円が支払われます。
\ 97%がリモート!無料登録はこちらから! /
Anycrew(エニィクルー) | リモートOK・週1日〜など副業案件が多数
引用:Anycrew
- リモートOK
- 週1日〜など副業案件が多数
- エンジニアやデザイナーはもちろん、営業、バックオフィス、ライターなど、職種のジャンルが幅広い!
Anycrew(エニィクルー)はエンジニアやデザイナーはもちろん、営業、バックオフィス、ライターといったさまざまな分野の案件を取り扱っている副業マッチングサービス。
クライアントから直接投稿された案件と、Anycrewのエージェントが仲介をしている案件がどちらも見ることができます
リモートOKの案件が大部分を占め、稼働日数も週1日からOKなど、柔軟な稼働ができる案件が多いのも特徴。また、スタートアップ企業の案件が多いのも特徴的。
まずはエージェントに相談をしてから考えたいという方は、エージェントが仲介する案件に応募をすることから!
\ 週1日からOK! /
Midworks | 給与保障制度があり正社員並みの保障と福利厚生
引用:midworks
- 高単価・リモート・週3勤務など豊富な案件
- 充実した福利厚生サービスを利用できる
- 通勤交通費支給(上限3万円)
- スキルアップのための書籍・イベント費用負担 (上限1万円)
- お仕事が途切れても安心!60%まで報酬保障(審査あり)
- 保険料最大50%負担
midworks
非公開案件が80%以上なので、大部分の情報が一般公開されていません。
さらに、Midworksは他のエージェントにはなくフリーランスとは思えないほど、非常に保障が手厚いエージェント!
デザイナーの私からすると、こんなに手厚いサービスがあるエンジニアのフリーランスがうらやましい!!
エンジニアスキルのある方はmidworks
\ 80%以上の非公開案件を今すぐチェック! /
そもそもフリーランスエージェントとは?
フリーランスエージェントとは、IT関連の職種を中心とした案件紹介サービスです。
発注側企業と受注側フリーランスの間に立ち、営業活動や契約交渉といったやり取りをフリーランスの代わりにエージェントが代行します。
フリーランスとしては直接企業とやり取りをする必要がないため、トラブルが発生しにくいというのがメリット。
『フリーランス白書2023』によると、実際にフリーランスがエージェントサービスに求めることの上位はこちら!(参考:フリーランス白書2023 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会)
- 案件紹介(77.8%)
- 条件・価格交渉(63.9%)
- 発注元企業とのトラブル仲介(49.9%)
営業代行の感覚で利用しているフリーランスが多いと同時に、50%近い人が「発注元企業とのトラブル仲介」を求めていることが分かりました。
フリーランスエージェントを活用するメリット
フリーランスエージェントを活用すると、苦手な業務はエージェントに任せて、自分は自分の得意な仕事に集中できるというメリットがあります。
会社員だったら、お金のことは経理がやってくれるし、社会保険などは総務がやってくれる、そういう環境が当たり前だったはず。でも、フリーランスは請求書の発行や契約書類、契約条件の交渉など、自分の専門外の仕事が発生します。
そういった専門外の部分をエージェントに任せることで、自分は自分の仕事だけに集中し、スキルアップ、キャリアアップも効率的に進めていけるのです。
そんなメリットが受けられるエージェントですがそれ以外にもエージェントを活用するメリットがあります。
- 収入が安定する
- キャリア相談ができる
- 契約から請求書発行までサポートしてくれる
- 高単価案件を獲得できる
- 本業に集中できる
- 仕事選びの幅が広がる
- 福利厚生のサポートがある
それではひとつずつ見ていきましょう。
収入が安定する
月額固定報酬、1ヶ月単位など月単位での契約がほとんどなので先も見えて安心ですね。フリーランスでありながら会社員のような安定を得られます。
とはいえ、取引先の仕事がなくなれば契約も終わるので正社員ほどの力はありませんが、その時はその時!
また新しい環境で新しい挑戦ができるチャンスです!新たに案件を紹介してもらってスキルと経験の幅を広げましょう!
本業に集中できる
『営業や人とのコミュニケーションが苦手だからデザイナーになった』という人も少なくないはず。
自分で案件を獲得しているフリーランスは、実務をこなしながら同時に営業活動もしなくてはいけません。
実務は収入に直結しますが、営業活動は契約が成立しなければ報酬は発生しません。
目の前の自分の仕事をするだけでも大変なのに、営業活動まで手が回らない…なんてフリーランスには日常茶飯事。
- 営業が苦手な人
- 日々忙しくて営業活動にまで手が回らない人
- 交渉ごとが苦手 など
こういった方のために、フリーランスエージェントは自分の代わりに営業をしてくれます。
案件のジャンルの幅が広がる
フリーランスエージェントには、さまざまな案件があります。自分が考えてもなかった案件の提案をもらったり『自分のスキルはこんなところでも活用できるんだ!』と発見することもあるでしょう。
キャリア相談ができる
エージェントはいわばフリーランスという働き方のエキスパート!
業界の動向、市場の変化などにも敏感。今はどんなスキルの需要があるのか、自分のスキルは今、どのくらいの需要があるかなども教えてくれます。
オンラインミーティングも気軽にしてくれて、キャリアプランに関する相談もしっかり答えてくれます。
孤独になりがちなフリーランスですが、頼れるスペシャリストが近くにいるのは頼もしいですよね。
契約から請求書発行、案件の交渉までサポートしてくれる
契約や請求書の発行、報酬のやりとり、案件の契約内容の変更、さまざまな交渉などは全てエージェントがやってくれます。
近年問題になっているのが、悪質なクライアントの
- 報酬未払い
- 不当な減額
- 急な契約解除 など
エージェントを通していれば報酬の回収もしっかりできて、交渉などの際も代理でやってくれるので心強いですね!
高単価案件を獲得できる
多くの企業からのさまざまな案件を持つエージェントを活用することで、条件や希望、自分のスキルに合った高単価の案件を選ぶことができます。
フリーランスは、たとえ高いスキルがあっても、報酬の高い案件を獲得するのは簡単ではありません
案件単価の高い大企業案件を一介のフリーランスが個人で獲得することは難しいでしょう。ですが、フリーランスエージェントを使うことで可能になります。
福利厚生のサポートがある
全てのエージェントにあるサービスではありませんが、エージェントごとにそれぞれ福利厚生サービスがあります。
例えば定期的な健康診断や、確定申告の相談、会計ソフトの提供など。正社員のような福利厚生を受けることが可能です。
フリーランスエージェントを利用するデメリット
契約まで時間と手間がかかる
フリーランスエージェントの登録は公式サイトから無料でできます。
ですが契約までには、下記のような行程があるので、少々手間もかかります。
とはいえ、自分で営業したり、契約後のトラブルや交渉ごとなどを代理でやってもらえることを考えたら、大した労力ではありません。
- フリーランスエージェントの登録
- ポートフォリオやスキルシート、職歴書などの提出
- 担当のコンサルタントと面談
- 企業面接・面談
- 条件交渉・契約
ポートフォリオやスキルシート、職歴書などは最初に作っておきましょう!一度作ってしまえば、いろんなエージェントに登録する際にも使い回しができて、その後は手間もかかりません。
仲介手数料がかかる
企業が支払う単価のすべてが自分に入ってくるのではなく、約10〜30%程度のマージン(手数料)を抜かれることになります。
フリーランス側に提示された報酬額は「マージンを抜いた後」の金額になります。
手数料が引かれるとはいえ、さまざまなことを代理でやってもらっていることを考えたら必要な経費。自分で営業や事務員を雇ったりすることに比べたら激安!
せっかく身近に良いサービス、フリーランスに詳しいエージェントがいるのですから、最新情報をもらう、福利厚生サービスを使うなど、使い倒したほうがお得かもしれません。
おすすめできないフリーランスエージェントとは?
公開案件はたくさんあるのに募集中案件が少ない
案件数の少ないところは、自分にあったものを必要な時に紹介を受けられないなどのストレスが…そんな時は業界歴が長く案件を豊富に持っているエージェントへの登録がおすすめです。
ネット上では一見、たくさんの案件が検索にヒットします。でも、実はもう「募集終了」なんてこともよくある話です
誰もがネット上で見れるように出回っている案件で探すよりもおすすめな方法があります。
それは、きちんとエージェントに登録して、担当者から最新の案件を紹介してもらうこと。これがもっとも『早く』『自分にあった』案件にたどり着けます。
エージェントの担当者は、あなたのスキルや働き方の条件を理解した上で提案をしてくれるので、効率よく案件を見つけられます。
私はこれまで全ての案件は、自分で検索して見つけたものではなく、エージェントの担当者から直接紹介を受けたものに参画しています
担当者の対応がイマイチ
エージェントの担当者の対応が悪い、相性が合わない、ということも当然ながらあります。これらが理由でやめていった人もこれまでみてきました。
場合によってはエージェントとは長い付き合いになることもあります。多ければ月に何度もエージェント担当者とのやりとりが発生します。エージェントの担当者は、もはや同僚やパートナーのような存在です。
- 対応が遅い
- 依頼したことをきちんとしてもらえない
- 希望に合わない案件ばかり紹介してくる
また、相談しても『参画先企業』と『フリーランス』の間に入るエージェントは、どちらにもはっきり言えず、事を曖昧にして終わらす、みたいなことも…
あくまでここはビジネスシーンです。信頼できるエージェント、気持ちよくやりとりができるエージェントとの関係をつくっていきましょう。
エージェント担当者とのトラブルを避けるためにも、複数のフリーランスエージェントに登録して、担当者との相性を確認しながら進めていきましょう!
フリーランスエージェントでの仕事の始め方
フリーランスエージェントを通じての仕事探しは、フリーランスにとって新たなキャリアパスを開く大きな一歩。以下は、フリーランスエージェントを利用して仕事を始めるためのステップです。
ステップ1:申し込み・登録
最初のステップは、信頼できるフリーランスエージェントを見つけることです。
まずは、公式サイトから登録を行いましょう。登録は簡単で、5分もあれば終わります。
エージェントの強みはさまざまです。あなたの希望や条件を満たす案件を豊富に抱えているエージェントに登録するのが近道です。
エージェントを選ぶ際は、あなたが『何を重視して案件を探したいのか』を明確にしておくとエージェントを絞りやすいです。よくあるポイントは「報酬金額」「リモート有無」「副業案件」「福利厚生」などです。
→『条件別で選ぶおすすめフリーランスエージェント』はこちらから!
ステップ2:ポートフォリオ・スキル・経歴などの登録
登録をしたら、次はポートフォリオやスキルシート、職務経歴書などを登録します。
これまでの実績サンプル、専門的なスキルを証明する資格や証明書、職歴の詳細を登録していきます。
あなたの専門性をアピールすることで、エージェントがあなたのスキルと希望にあった案件を紹介しやすくなります。
ステップ3:エージェントとの面談
ほとんどのフリーランスエージェントでは、あなたのこれまでのキャリアや保有しているスキル、希望条件を理解するために面談を行います。
面談では、今後の仕事に対する期待や、希望する働き方についてオープンに話しましょう。
電話、もしくはオンライン面談が多いので、これを機に担当者の人柄などもチェックして、関係性をコツコツ築いていくのがおすすめ!
ステップ4:案件紹介
面談後、エージェントはあなたのスキルと経験、希望にマッチする案件を紹介してくれます。案件の詳細をよく読み、興味があれば応募を!
登録時にポートフォリオなどを登録しますが、登録後もアップデートは可能です。
案件に応募する際は、応募する企業が欲しがっている条件やスキル、実績をピンポイントにアピールできるよう、ポートフォリオやスキルシートを応募案件に合わせてカスタマイズすることもおすすめ!
ステップ5:企業と面談・交渉
あなたのポートフォリオやスキルなどの条件がマッチし、企業の関心が引けたら、次は応募先企業との面談となります。ただし、ここの書類審査を通過できなければ、面談まで至りません。なので、ポートフォリオやスキルシートはとっても大事なのです!
面談では、これまでの経験やスキルのヒアリングを受けたり、参画した場合の業務内容を説明してもらいます。
選考結果はエージェント経由で連絡を受けます。
報酬や稼働日数を含めた条件は案件に記載されていますが、もし交渉して欲しいことがあればエージェントに伝えておきましょう。
私はエージェントに希望金額を伝えたことで、記載されていた金額より、かなりあげてもらったこともあります。遠慮なく伝えてみるのもおすすめ!
ステップ6:仕事スタート
契約が決まったら、仕事スタートです。
契約書の締結や報酬支払いの手続きは、基本的にエージェントからいろいろ資料がくるので、それをチェックして進めていけばOKです。難しいことはありません。
エージェント経由の案件で仕事をすると、面倒な事務手続きを自分でする必要がないのがメリットのひとつです。
そして、少しでも疑問に思ったことがあれば、遠慮なくエージェントに質問しましょう。
フリーランスエージェントを活用することで、自分で営業活動を行うことなく、安定した仕事の流れを確保できます。重要なのは、自分自身をしっかりとアピールし、企業のニーズに合致したスキルを提供することです!
フリーランスエージェントを使わない方がいい人とは?
フリーランスエージェントを活用するメリットはたくさんあります。とはいえ、フリーランスエージェントを使うことで、デメリットを受けてしまう人も中にはいます。
フリーランスエージェントは全員にいいわけではないのです。ここではフリーランスエージェントを使わない方がいい人の特徴について紹介します。
- 自分で契約条件や報酬金額などを交渉できる人
- 営業も得意で自分で仕事が取れる人
- 自分のペースで仕事をしたい人
- 地方や海外在住で、フルリモートで働きたい人
- フリーランスとしての経験や実績が増えてきた人
- エージェントとのコミュニケーションが面倒な人
- 隙間時間を利用して仕事をしたい人
自分で契約条件や報酬金額などを交渉できる人
エージェントを活用するメリットの一つは、『さまざまな交渉をしてくれる』こと。でも、自分で契約条件や報酬金額などを交渉できる人は、エージェントを使うメリットが減るでしょう。
フリーランスエージェントは無料で利用できますが、参画した場合は、マージン(手数料)として報酬の一部がエージェントに徴収されてから、あなたに報酬として支払われます
交渉以外にも契約手続きや確定申告のサポート、福利厚生の利用などのサービスもエージェントにはあります。
交渉は自分でできるけど、他のサポートに魅力を感じている人なら、フリーランスエージェントを活用するメリットはあるでしょう。
営業も得意で自分で仕事が取れる人
フリーランスエージェントを使う最大の魅力は、営業力をエージェントで補うところです。
営業も自分でできて、仕事も取れる人はエージェントを使う旨味まありません。営業ができて仕事が取れるなら交渉なども問題なくできるはず。
営業が苦手で営業代行分をマージンとして支払っているというなら、マージン代も納得のいくものとなります。
自分で仕事を取ることができるならマージンを支払ってまでエージェントを使うメリットは減ります
自分のペースで仕事をしたい人
完全に自分のペースで仕事をしたい人には、フリーランスエージェントを通した案件獲得には注意が必要です。
エージェントを通した案件は、仕事をする時間もクライアントの営業時間に合わせた時間に指定されていることが多いです。事実上、フリーランスではなく、実態としては社員と変わらない働き方になることが多々あります。
私自身もエージェント経由で仕事をしていた中で、休むときはクライアントに『○日はお休みをいただきたい』『遅刻します』『一時間ほど中抜けします』など、都度許可を取らなくてはいけなくて、ほぼ会社社員だな〜と感じたこともありました。
自分のペースで働きたいという人は、エージェント経由で案件を獲得するなら、条件を細かく選別した方が良いでしょう
地方や海外在住で、フルリモートで働きたい人
『好きな時に、好きな場所で仕事がしたい!』という人は、エージェントを使わないで、自分で案件を獲得した方が良いでしょう。
なぜなら、エージェント経由での案件は、フルリモートといっていても『最初の1ヶ月は出社が必要』『週に○回は出社』『ミーティングは対面で』など、事実上、会社に出向くことが必要になることもあるからです。
また、 勤務時間も決まっていることが多く、勤務場所さえも『自宅で作業する旨の誓約書』を書くこともあります。
案件自体も首都圏が多いため、なかなか地方や海外からの参画だと難しくなるでしょう。さらに、フルリモート案件はとても人気があるため、競争率も激しいです。
働き方を重視するのであれば、エージェント経由でのフルリモート・フルフレックスの案件獲得は人気の狭き門となります。営業スキルを磨いて、エージェントを使わず、自分で案件を獲得する方法を検討しましょう
フリーランスとしての経験や実績が増えてきた人
フリーランスとしての経験や実績が増えてきた人は、少しずつエージェントを使わない手段を取り入れてみてもいいかもしれません。
エージェントを使い続ければ続けるほど、エージェントにマージンを搾取され続けます。また、フリーランスの業務委託は会社員と違い、毎年自動的に昇給するわけではありません。
フリーランスとしても経験を積み上げたのなら、営業スキルも身につけて自分で案件を獲得し仕事のオーナーを目指すのも一つの手段。働き方にも自由度が増し、他者にマージンを取られず収入も増え事業が拡大していきます
エージェントとのコミュニケーションが面倒な人
契約だけでなく、ことあるごとにエージェントの担当者とのコミュニケーションは必要になります。良くも悪くも、参画中も『最近の状況はいかがですか?』と面談があったりもします。
登録しただけのエージェントからも『最近の状況を聞きたい』とか『担当が変更になった』などとミーティングを持ちかけられることもあります。とはいえ、そういった煩わしいことがないエージェントもあります。
隙間時間を利用して仕事をしたい人
エージェント経由の案件は、月単位でのフルタイムや、週○時間という縛りがあるため、隙間時間でできる仕事ではありません。
もし、隙間時間を活用して働きたいのであれば、単価は低くなりますが、クラウドソーシングなどの案件単位で仕事を獲得した方がいいでしょう。
失敗しないフリーランスエージェントの選び方
案件の種類をチェック!自分のスキルに合う案件が豊富にあるか?
フリーランスエージェントは数多くありますが、エージェントによって扱う案件の得意分野があります。
自分のスキルとは異なる分野に強いエージェントに登録しても、紹介数が少なく選べなくなってしまいます。
自分のスキルに合った案件が豊富にあるエージェントを選ぶことが重要!
→『スキルで選ぶおすすめフリーランスエージェント』はこちらから!
案件単価・受注形態をチェック!受注形態は報酬額に直結!
『エンド直・直請け』か、もしくは間に複数の業者が間に入る2次請け・3次請けといったいわゆる『下請け』かによって、報酬額や対応スピード、マージン(手数料)が変わってきます。当然のことながら、間に関わる人が多ければ手数料を多く支払うことになります。
ざっくりですが、以下のようなイメージ
- 『エンド直』『元請け直』案件なら、より高い報酬を得られる可能性あり
- 『2次・3次請け』といった中抜き企業が関与すると、マージンが多く取られて手元にくる報酬金額が減る可能性大
フリーランスエージェントは同じ案件であっても、エージェントによって提示の金額が違う場合があります。エージェントによって条件も報酬単価も変わりますのでご注意を!
過去に私も複数のエージェントから同じ案件を提案されたことがあります。その際は、案件単価だけでなく、稼働日数も違いました!
募集エリアをチェック!リモート案件だと意外と見落としがち!
フルリモート案件の場合は、基本的に全国から参画できます。
ただ、週数回はリモートOKの案件の場合や常駐型の場合は、参画先にいく必要があるので見落とさないようにしましょう!
稼働日数・リモート可否をチェック!働き方は超重要事項!
複数の案件をかけ持ちしている場合は、稼働日数やリモートができるかどうかは超重要ポイント!
下記のようにエージェントによって特徴あり!
- 週5日のフル稼働案件が中心のエージェン
- 週2~3日稼働の軽めの案件が多いエージェン
- リモート案件が多いエージェント など
自分はどのような働き方がしたいのかがある人は、エージェントの特徴をしっかりと把握しておくと良いです!
→『稼働条件で選ぶおすすめフリーランスエージェント』はこちらから!
サポート・福利厚生をチェック!安心の環境整備
フリーランスエージェントによっては、フリーランスへのサポートや福利厚生サービスがあります。
例えば、
- 税務関連サポート(税理士紹介、クラウド会計ソフト、確定申告セミナーなど)
- 健康サポート(人間ドック、がん検診、脳ドック、スポーツジム利用など)
- 通勤交通費支給
- ケガや病気の際のリスクサポート
- 保険料負担
- 給与保障制度 など
→『福利厚生で選ぶおすすめフリーランスエージェント』はこちらから!
フリーランスデザイナーが収入を上げるには?
フリーランスデザイナーが収入を上げるには「強みやスキルを伸ばす」もしくは「スキルを増やす」ことが大切です。
強みやスキルを伸ばすためにも、貪欲に勉強し続け、トレンドや新しい手法を率先して取り入れ、難易度の高い案件にも積極的に挑戦するのもおすすめです。
スキルを増やすのであれば、まずは関連分野のスキルを学ぶことをおすすめします。Webデザイナーであれば、SEOやコーディング、Webマーケティングなど。
このほか、クライアントに「この人に任せたい」と思ってもらえるよう、日々の対応やコミュニケーションも大切にしていきましょう。
まとめ
エージェント | 稼働形態の特徴 | 案件数 |
レバテックフリーランス
| ・週3~週5のフル稼働 ・単価相場が高め ・直請け案件多め | 50,000件以上 |
ITプロパートナーズ
| ・週2〜 ・約6割が週3〜4日案件 ・約7割がリモート案件 | 5,000件以上 |
クラウドテック
| ・副業案件が豊富 ・97%がリモート | 17,000件以上 |
Anycrew
| ・リモートOK、週1日〜など副業案件が多数 | 調査中 |
フォスターフリーランス
| ・常駐型 | 5,000件以上 |
フリーランスデザイナーが収入を上げるには、強みやスキルを伸ばすこと!
- 貪欲に勉強し続ける!
- トレンドや新しい手法を率先して取り入れる!
- 難易度の高い案件にも積極的に挑戦する!
時代に合わせたスキルを貪欲に身につけることが大切です!