フリーランスの皆さん、案件掛け持ちってどうしてる?
掛け持ちってそもそもした方がいいの?
掛け持ちって大変じゃない?
どんな案件なら掛け持ちしやすいのかわからない…
フリーランスとして活躍する上で、案件掛け持ちが重要な戦略の一つとして挙げられます。
なぜなら、単一の案件に依存するよりも、複数の案件を抱えることで収入の安定感が増し、さらにはスキルの多角化も図れるからです。
この記事では、なぜフリーランスは案件掛け持ちをすべきなのか、そのメリットと成功の秘訣について詳しく解説します。
フリーランスは複数の案件掛け持ちをすべき?
フリーランスで仕事をするなら複数の案件掛け持ちをしたほうがいいの?
調べたところによると、どうやら多くのフリーランスが案件掛け持ちをしているようです。
そんな私もフリーランスになった時からずっと掛け持ちをしています。
一つの案件が永遠に続くわけではないので、案件掛け持ちはリスクヘッジとしても当然と言えば当然ですよね。
フリーランスと一言で言ってもエンジニア、WEBデザイナー、グラフィックデザイナーなどいろんな業種があります。また、仕事の仕方としても、エージェント経由で業務委託を受ける人、自分で営業して直案件を取る人など様々。
例えば、フリーランスエンジニア。
「2023年版 フリーランスエンジニア白書」によると、
「フリーランスエンジニアとして受けている案件数はいくつですか?(1月あたりでお答えください)」という設問に対して、「1件」という回答が19.8%、「2件」が27.9%、「3件」が28.5%、「4件」が7.7%、「5件以上」が16.1%となっています。平均値約2.7件・中央値3件であり、フリーランスエンジニアの1月の案件としては2〜3件が平均的であることがわかります。
(引用:フリーランスエンジニア白書)
ほとんどの人が案件掛け持ちしていることがわかります。
エンジニアだろうが、デザイナーだろうが、どんな職種のフリーランスにも、どんな働き方をしているフリーランスにも共通して言えること。それは…
フリーランスの複数の案件掛け持ち“メリット9つ”
簡単にまとめると以下の9つです。
- 収入アップ!
- 働き方の幅が広がる
- 人脈が広がる
- さまざまな案件に同時に関わることができる
- 案件終了による収入減少のリスクヘッジ、リスク分散になる
- スキルが身につく・更なるスキルアップ
- 仕事で気分転換ができる
- 「断るべき案件」はバッサリ断われる
- 仕事が見つけやすい
収入がアップする
複数案件掛け持ちすることで、当然ながら収入がアップします。
取引先も仕事も増えるので、その分、単純に収入源が増えます。
さらに、複数の案件を掛け持ちしていると、他の案件とも比較できます。そのため、仕事が忙しい時などは、「この案件は受けるべきか受けざるべきか」などの判断や、仕事を受ける際の価格交渉も自然としやすくなります。
つまり、案件増加による収入アップに加え、質の良い案件を取捨選択して受注。そして、複数の案件をこなした経験値は、より効率的に仕事を受けるための判断材料にもなります。
質が良く、納得の報酬の案件が増えれば、その分売上が上がりますし、仕事もしやすくなります。仕事の質も、収入アップも、自分のがんばり次第です!
働き方の幅が広がる
さまざまな働き方を自分で選んでいけます。
関わった案件の分だけ働き方があると言ってもいいくらい。
- 単発の案件or長期の案件
- フルリモートor常駐型の業務委託案件
- 週5のフル稼働or週2〜3日の案件
- エージェントを通した安定型の仕事
- 自分で営業して案件を獲得する仕事
- 一定の「業務」や「時間」に対する報酬の仕事
- 成果物を納品して「成果」を出すことで報酬を得る仕事
などなど、あげたらキリがありません。
これらを組み合わせて自分に合った働き方を見つけていくのもいいですね
人脈が広がる
案件の分だけ、人脈が広がり、自分の顧客も増えます。
むしろ、関わった分以上に人脈が増えると言ってもいいくらいです。
どういうことかというと、自分がきちんと信頼を得られて満足していただける仕事ができたのなら、そのクライアントからの紹介も生まれます!
だから、厳密にいえば人脈は案件の数以上にクチコミで増えていきます。また、自分を紹介してもらえるだけではなく、自分が紹介してもらいたい人とも繋がる機会が増えます。
フリーランスは、横のつながりも必要です。自分ができない部分を安心して任せられる人が仲間にいれば心強いですよね。
さまざまな案件に同時に関わることができる
さまざまな案件に幅広く関わることで視野が広がります。
そのため、考え方ややり方が固定化されにくくなります。また、いろいろなところから最新の情報が入ってきたり、多方からの意見を聞くこともできます。
例えば、一社だけに勤務している場合は、基本的にはその会社のルールに従った仕事をします。社内的ルールが出来上がることもよくありますし、その社内ルールが世間のルールでもありません。
フリーランスはいろんな会社や案件と向き合います。関わる会社や案件の分だけ、ルールがあり、良しとする基準も違い、考え方も違います。
案件終了による収入減少のリスクヘッジ、リスク分散になる
案件終了による収入減少のリスクヘッジになります。つまり、仕事がなくなるリスク分散ができるということです。
一つの案件が終了したとしても、他の案件はあるので、収入がなくなることはありません。
例えば、固定報酬で月額50万円の業務委託案件だけをやっていた場合、その案件が終了したら、すぐに収入が途絶えてしまいます。
しかし、20万円の案件を3つやっていた場合、案件のうちの一つが終了しても、他の案件があるので、収入は減ってもなくなることはありません。
フリーランスの仕事は、会社員と違って永遠に一つの企業からもらえるわけではありません。
そして、仕事がなくなるのは自分のせいだけではありません。自分がどんなに頑張っても取引先の資産状況の変化やビジネスの方向性が変わることもあります。
私もたった2年の間に、
- 資金繰りが悪くなった会社
- ビジネスの方向性を変更した会社
- 社員の補充で社内リソースが満たされた会社
などさまざまな理由で取引が疎遠になった会社があります。
脅すわけではありませんが、今日あった仕事が明日ある保証はありません。
さまざまなスキルが身につく・更なるスキルアップ
同じ仕事でも異なるジャンルに関わることで、対応範囲も広がりスキルアップにつながります。
フリーランスは自分で仕事を選べる働き方なので、さまざまなジャンルの案件を獲得することで、実績や経験を効率よく積んでいけます。
例えば、紙媒体メインでやっていたデザイナーなら、紙媒体だけでなく、WEBデザインやSNSのクリエイティブなどのジャンルも受けるなどして、仕事の種類の幅を広げていくこともできます。
また、業界ジャンルも、医療系が得意だけど、ビジネス系、美容系など未経験ジャンルの依頼を受けて実績を積むことができます。
自分の知見が広がることで、対応できる幅が広がり、フリーランスにとっては強い武器となるでしょう。
仕事で気分転換ができる
案件掛け持ちをしていると、仕事をしながらリフレッシュできてしまう。不思議だと思いませんか?
一つのことをずっと続けていることが得意な人もいますが、
- 同じ内容の仕事やルーティーン化した仕事をしていると飽きてしまう…
- マンネリ化してスキルアップしている感じもせずモチベーションが上がらない…
- 仕事に刺激が足りない…
なんてこともあります。
ですが、異なる仕事内容やジャンルの案件を掛け持ちしていれば、新しい仕事で刺激を受けながら、気持ちを切り替えつつ仕事に取り組めます。
さらに新しい挑戦から学ぶことも多く、スキルアップしながら仕事をすることができます。
案件を掛け持ちすることで、さまざまな仕事に触れ、そして、その仕事でお金を稼ぎながら気分転換もスキルアップもできるなんて最高だと思いませんか?
「断るべき案件」は回りくどいことをせずにバッサリ断われる
勇気のいることではありますが、「断るべき案件」「断りたい案件」は回りくどいことをせずにバッサリ断わることができます。
一つの案件を受けなかったからといって、仕事がなくなるわけではないからこそ、できることです。
- 仕事の進め方が合わない
- 担当者と合わない
- 報酬が見合わない etc
無理に関わるのは精神的にも辛いものです。
フリーランスのいいところは、どこにも属さず、『自分の関わりたい案件』を『自分の意思』で選べることです。関わりたい案件には、なんとしてでも積極的に関わる、断るものはしっかり断る。
無理に関わるくらいなら、
- 自分のスキルアップのために時間を使う
- 家族との時間を増やす
- 気になる案件にトライしてみる etc
自分の価値になる時間の使い方を選んでいきたいものです。
そういう環境で仕事をしていけるようになるためにも、常にアンテナをはり、自分にあった仕事を取りこぼさず選んでいきましょう。
仕事が見つけやすい
案件自体も見つけやすくなります。
どういうことかというと、高単価な案件は見つけにくく、さらにあったとしても人気があり、獲得が難しくなります。
例えば、一つの案件で60万の報酬を得ることはハードルが高くても、30万円の案件を2つ受ける、20万の案件を3つ受けるなどであれば見つけやすくなります。
フリーランスが複数の案件掛け持ちをするデメリット4つ
簡単にまとめると以下の4つです。
- スケジュール管理が大変になる
- 品質の担保が難しくなるリスクがある
- 休みが取りにくくなる
- 体調管理は必須
スケジュール管理が大変になる
さまざまな会社の案件が同時に動いているということは、当然ながらスケジュール管理が大変になります。
クライアントのスケジュールに合わせなくてはいけないものも多いはず。いつもは受けているのに、どうしても対応できない場合は、外注に出すか、外注に出せない状況であれば丁重にお断りするなども視野に入れなくてはいけません。
とはいえ、仕事大好き・稼ぐの大好きなフリーランスは、睡眠時間を削ってでも頑張ってしまうことも多々あります。
無理に受けてしまって、納期に間に合わない、手抜きの仕事…自分が欲張ったせいで、クライアントに迷惑をかけてしまう…
クライアントに迷惑をかけ、信頼を失うことは、絶対に避けなければいけません
納期や締め切りなどのスケジュールを自分に合わせてもらえる場合は、スケジュール調整をしてもらいましょう。
お客様は神様的な一方的な関係性ではなく、お互いの状況を思いやって進めていけるような、クライアントとの関係性を深めておくのも大切です。
品質の担保が難しくなるリスクがある
どんなに仕事ができる人でも、一人でできる限度があります。
無理して案件掛け持ちすることで、品質が落ちたり、満足していただけるものを提供できなかったり、やりとりが雑になったり…
こうなってくると、自分でもどこかの段階で気づくと思います。もっと、寄り添って一緒に考えて改善していけるはずなのに、目の前のことを『作業』としてやってしまっている!!ということに…
一番大切なのは、自分を信頼して頼ってくれるクライアントの力になることです。
休みが取りにくくなる
複数案件掛け持ちをしていると、休みは取りにくくなります。
自分のかかえる仕事量が多ければ、例え、クライアントが土日休みだったとしても、土日さえも自分は稼働しているなんてこともザラです。
平日はクライアントが動いているから緊急案件も入ってきます。緊急案件が入ったからといって、並行して走っている別案件は待ってはくれません。
フリーランスは良くも悪くも、仕事に負担を感じていない人も。そのため、休まず稼働する人も多いです。
ですが、企業に合わせて自分一人で対応しながら動いているので、いざ休みを取ろうとなると、自分の代わりもいないので休むことが難しくなります。
体調管理は必須
体調を崩しても仕事は待ったなしで動いているので、健康にはとことん気遣う必要があります。
体調を崩してもあなたの代理はいません。
そうなると、クライアントに納期を調整してもらうなどの対応になってしまいます。
日頃から体調管理、体力づくりなどにも気を配るようにして、いつも万全で挑める体制を整えておきましょう
案件掛け持ちしやすい条件とは?
フルリモートの案件
フルリモートの案件は掛け持ちの仕事を同時並行で進めやすくおすすめです。
通勤の移動時間や、会社に行くために着替えたり化粧をしたりと外出準備の時間も必要ありません。その分、仕事をする時間を多く確保できます。
午前と午後で違う仕事をして、頭を切り替えながら集中して進めることができたり、トラブルがあってもすぐに対応することができたりと、案件掛け持ちには最高の条件です。
フルリモートなら、週5日の業務委託で生活のベースとなる安定収入を得ながらも、チャレンジ枠として別の案件を掛け持ちすることもできます。フルリモートは必要のない時間を最大限に省き、その時間を仕事に当てられるので断然おすすめです。
成果報酬型の案件
掛け持ちをするなら勤務時間などに縛られない成果報酬型の案件もおすすめです。
『成果報酬型』とは、企業に出勤して仕事をする常駐型の仕事、つまり一定の「業務」や「時間」に対する報酬ではなく、成果物を納品して「成果」を出すことで報酬を得る仕事の形です。
成果報酬型の案件なら、常駐の仕事をしている場合でも、昼間は常駐型案件、夜や土日は成果報酬型案件で仕事をするなど、案件掛け持ちができます。
また、成果報酬型の案件は、仕事の作業スピードが早い人には特におすすめです。
なぜなら、仕事が早く終われば、時給単価が格段にアップします。例えば、10,000円の案件を1時間でやれば時給10,000円。10時間かければ時給1,000円です。
早く終わった方が、自分にとっても時給単価が上がるので得ですし、クライアントも早く納品してもらえるに越したことはないはずです。
スタートアップ・ベンチャーの案件
スタートアップ・ベンチャーの案件もおすすめです。
裁量労働制やフルフレックス制の企業が多い傾向にあります。また、社長が若い場合も多く見られ、働き方に柔軟性があるので、フルリモートや土日祝日の稼働も柔軟に相談にのってくれたりもします。
案件掛け持ち未経験の方のための最初の一歩は?
まだ、フリーランスになったばかりの方、案件掛け持ちをやったことない方、フル出勤の常駐型の業務委託の仕事をしている方などは、なかなか一歩が出ないかもしれません。
そんな人におすすめな進め方がこちら!
ステップ1 平日は常駐型フリーランス
平日はエージェント経由などの常駐型の業務委託で仕事をして、常駐型の報酬だけで生活できるお金を稼ぐ。
ステップ2 土日や夜間に副業で案件を受注
土日や夜間にSNSやクラウドソーシングなどを活用して成果報酬型の案件をする。または、週2日程度のフルリモート、フルフレックス案件を受ける。
ステップ3 少しずつリモートワーク化
土日や夜間の案件が軌道に乗ってきたら、常駐型の案件のボリュームを減らす、もしくはフルリモート案件の業務委託にシフトして、案件掛け持ちがやりやすいように少しずつ変えていく。
掛け持ち・副業するなら登録必須の厳選エージェント!
数多くあるエージェントの中でも、週2、3日の案件に強いエージェントを厳選しました。副業・掛け持ち案件を探すなら登録しておきたいエージェントです。
他のエージェントと同じ企業案件であっても、日数が少ない条件でエントリーできることもあります。
実際に、私自身、別のエージェントからITプロパートナーズと同じ企業案件を提案いただいたことがあります。そんな中、ITプロパートナーズからは少ない日数から交渉可能とご提案いただきました。
ITプロパートナーズ | 週2・3日の案件数はエージェントの中でも随一!
引用:ITプロパートナーズ
- 週2から働ける
- 約6割が週3〜4日の案件
- 約7割の案件がリモート案件
- 約9割がエンド直で、高単価だから少ない日数でも稼ぎやすい!
- WEBエンジニア、デザイナー、ディレクター、マーケッターなどWeb系にも強い
ITプロパートナーズ
専属の担当のサポートがきめ細やかで高評価のフリーランスエージェント。「週2だけ働きたい」というフリーランスには嬉しい、掛け持ち可能な案件が豊富にあるのが強み!
また、ITプロパートナーズは、約9割が仲介会社を挟まないエンド直。そのため、高単価な案件が多く、年収アップも狙える案件も!
職種も、Webエンジニア、デザイナー、ディレクター、マーケッターなどWeb系に強く幅広い!
約9割がエンド直案件、約6割の案件が週3〜4日の案件、約7割の案件がリモート案件。働き方の自由度が高まります!!
\週2からの案件紹介なら!/
クラウドテック | 副業など掛け持ちしたい方に!リモート率90%以上!
引用:クラウドテック
クラウドテック
97%の方がリモートワーク案件で稼働中。リモートを希望する方におすすめです。
週3~4日勤務の案件もあり、複数の案件を掛け持ちしたいフリーランスに向いています。
継続率はなんと90%!この数字からも、働きやすさや自由度が伺えます。
案件提案や勤怠管理などはすべてオンラインで完結できるため、地方に住んでいる方も利用しやすいフリーランスエージェント。
ケガや病気で、収入が途絶えてしまうリスクのサポートもあるので安心。 病気やケガ(精神疾患を含む)で業務に従事できない状態が90日を超えて継続した場合、 最長10年間、毎月5万円が支払われます。
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Anycrew(エニィクルー) | リモートOK・週1日〜など副業案件が多数
引用:Anycrew
- リモートOK
- 週1日〜など副業案件が多数
- エンジニアやデザイナーはもちろん、営業、バックオフィス、ライターなど、職種のジャンルが幅広い!
Anycrew
リモートOKの案件が大部分を占め、稼働日数も週1日からOKなど、柔軟な稼働ができる案件が多いのも特徴。また、スタートアップ企業の案件が多いのも特徴的。
クライアントから直接投稿された案件と、Anycrewのエージェントが仲介をしている案件がどちらも見ることができます
まずはエージェントに相談をしてから考えたいという方は、エージェントが仲介する案件に応募をしてみるのがおすすめ!
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